キミに…Kiss
一瞬、自分の目を疑った。
「なっ、なんのご用でございましょうか?」
「つーか、それ なんのマネだよ?」
驚きでメイド口調になってしまったあたしにすかさず…冷たいツッコミが。
だって、あたしの教室に陸が来てくれたことなんて…。
これがはじめて…なんだもん。
くぅ~っ!!
そこに立っているだけで、カッコよすぎて絵になってるんですけど。
さっきまでの不安はどっかに飛んでいって、嬉しすぎて顔がすぐにニヤけちゃうし。
「どうしたの?なんか忘れモノでもした?」
「……してねぇよ。てか、ちょっと…来い!」
「キャッ!えっ?」
突然 陸があたしの右手を握り、カツカツと音を響かせながら廊下を歩き出した。
なっ、なに いきなり!?