キミに…Kiss
いつもより髪の毛をクルクルと優しく巻き
黒のタートルに真っ白なミニのワンピースを着て、ヒールの高い黒のブーツを履いていた。
それにひときわ目を引く…エメラルドグリーンのコート。
「……ダメかな?」
低い位置から、愛理が俺を見上げてくる。
この上目づかいだって…キス以上に、かなりの“必殺ワザ”なんだけど。
「俺がダメって言っても、行きてぇんだろ?」
「うんっ!」
「そんなに行きたいなら、最初っからそう言えっっつうの!」
───フニッ!
はじめから素直に言わなかった罰として、愛理の頬を摘まんでやった。
「ククッ。すげぇ…ヘン顔。笑える」
「痛いよ!陸、やめてってば!」