その背中、抱きしめて 【上】
アラームの音で目が覚める。
(すごい。いつの間にか寝てた)
高遠くんのにおい恐るべし!
あんなに眠れなかったのが嘘のようにすぐ寝付けた。
「でもやっぱ朝は眠いーーー…」
ドアノブに手をかけてハッと気づく。
このまま出て行ったら怪しすぎる!
お風呂に入った後に何でまた高遠くんの服着てるんだってことになる。
一旦パジャマに着替えて階段を下りた。
「おはよー」
「あら、柚香おはよう。頑張って起きてるじゃない」
″寝坊助が別人のようね″ってお母さんが笑った。