イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
ドキッと心臓が高鳴ると
周りも悲鳴を上げていた。
見るといつの間にか女性客や女性店員に
注目されていた。
先生は、カッコいいし
今だとベストセラー作家だと知れ渡っているから
どうしても騒がれやすい。
すると先生は、不機嫌そうに舌打ちをする。
「さっさと食え。見せ物にされているみたいで
気持ちが悪い」
「は、はい。」
私は、慌てて食べる。
チラッと見るとまだイライラしながら
食べていた。
楽しいデートにしたいはずなのに
何だか先生は、迷惑そうだ。
もしかしたら
本当は、嫌だったのかな?
そう考えると切ない気持ちになった。
お店を出ると無言のまま歩いた。
気まずい……。
何かないだろうか?
先生が楽しめる大人のデート。
「それで、次何処に行くんだ?」
次の行き場所を聞いてきた。