少女と四天王



すぐに電話をきり、
幹部室に戻った。





「すいません。急用が出来たので帰ります。
さようなら」





カバンを持ち、急いで倉庫から出る。





「姫〜!」



「おわっ!!
おっとっと…」




ギリギリセーフ。

抱きついてきた叶夢を受け止めるのも
結構大変になってきた。





「姫、発振器と盗聴器付けられてるけど
いいの?」



「…あーあ。バレないように後で壊そうと
思ってたのに…」





カバンのポケットに入っている2つの
機械。


こんなの、すぐにわかるっての。

ポケットから小さな発振器と盗聴器を出し、
手で握りつぶした。

< 113 / 268 >

この作品をシェア

pagetop