教室と、初恋。


「えっと……ゆき? わたしお昼食べたら職員室行くし、わたしがついでに持っていくよ?」



後ろから恐る恐るゆきに声をかける。


ゆきのご機嫌取りは常にしてないといけないから……これが正解、だと思うんだけど、




「……は?」




低い声に、背筋が凍った。


周りを見ると、りこの冷たい目、そしてみんなの精いっぱい装った無関心。


わたしをきつく睨みつけるゆき。




……しまった、間違いだ。



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