社内恋愛発令中【完】
あたしは残りを飲み込むと、大きく頷く。



「すっごく美味しいです!」



「よかったね」



中にはシャケが入っていた。



春風が吹くと、ポロポロとしたシャケが吹かれてしまうため困る。



「だっ、ちょっ、まてシャケっ」



「ちょっと詩苑ちゃんなにして…」



慌てるあたしを見て、お腹を抱えて笑う蓮也さんと周りの先輩方。



「か、風がシャケを…」



その盛り上がりが火をつけたのか、お酒の量を増やし始める男の人たち。



ついには蓮也さんにまでお酒が注がれてしまった。



「双葉も飲むかぁ?」
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