社内恋愛発令中【完】
「あ、さっきはありがとうございました!」



勢いよく席を立って頭を下げると、机に腰があたってお弁当の中身が弾け飛ぶ。



「わ、え、あ、」



お弁当とその人を交互に見て、お弁当を拾うべきか話しを聞くべきかアタフタするあたし。



「ぷっ」



と、その人が肩を揺らして笑い出す。



「ご、ごめんなさいあたし…」



「双葉さんとは、仲良くなれそうな気がする」



ニコっと笑うその人は、八重歯が似合う可愛い女性。



「私、七海 遥(ナナミ ハルカ)です。今年21だけど、双葉さんは?」



「あ、あたしも21です!」



「やっぱり!仲良くしてもらえる?」
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