社内恋愛発令中【完】
まさか偉い人だったとは…。



苦笑いで頭を下げる。



「じゃあ桜瀬さん、悪いんですけどあとは頼みます」



「はい!」



桜瀬さんは元気に返事をすると、部長…蒼井さんの姿が見えなくなるまで、その後ろ姿を見つめていた。



「あ、あの桜瀬さん…?」



「あ、ごめんごめん!じゃあ仕事のこと教えるねっ」



ほんのりと頬が色づいていることに、あたしが気づけるはずもなかった。



__________



「双葉さん!」



お昼の時間、1人でお弁当を食べてると、不意に声をかけられる。



振り返れば、自己紹介のとき背中を優しく叩いてくれた女の人。
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