幸せに・・・なりたい。

**史人とイザベル


皆が部屋を出てから
史人は、イザベルに謝まり
全てを話した。

愛浬亜と再会して
 愛浬亜に惚れた事。
どうしても、愛浬亜を
 自分のものにしたかった事。

愛浬亜がなついている
綾に嫉妬して
一日も早く愛浬亜の元に戻らないと
綾に愛浬亜を取られるのではないかと
焦っていた事。

イザベルとの関係に早く決着つけたくて
作り話をした事。

そんな自分の浅はかな考えが
愛浬亜に無理をさせ
愛浬亜を自殺に、
まで追い込んでしまい
やっと、目が覚めた事を話し

綾の必死の検索と看護で
愛浬亜は、今に至っている。
今では、二人の幸せを
心から祝福している。

「まあ。
愛浬亜が、あんな風に
幸せそうなのは綾が、側にいるから」
と、話した。

イザベルは、全てがわかり
ホッとした。
愛浬亜が、命を落とさなかった事に
感謝した。

それから、史人に
「話は、良くわかった。
 
辛く悲しい日々は、
これで終わりにする。

史人も、私の事は、
もう気にしなくていいから。
実は、編集長からプロポーズされていて
返事を保留にしてるの。」
と、言ってから
「アメリカに帰ります。
 美沙や愛浬亜に、宜しく言って。」
と、話して
西森家を後にした。

史人は、イザベルには幸せなって
欲しいと思っていたが
他の男のものになると
わかると、イラついたが·····

だが、今更·····俺が······

 何が言えよう‥‥‥。
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