心の叫び
学校

進路


一人教室にいる私は頭を抱えた。
「っ…」

机の上には 進路希望調査の紙が白紙のまま 置かれている。

「どうしよう…」

私は将来の夢が見つかっていない。

「わからない…わからないよ…」

幼い頃から 「自分の意見」をおしころして 相手の「命令」を素直にきいてきた。
「●●をしなさい。」
「…はい!!わかりました!!」

自分の事なんかより
相手を重視する。

自分の気持ちは二の次。

外から見れば 手のかからない「良い子供」に見えたはず。

私も、相手に怒られる・嫌われるのが怖くて素直に従った。

でも…いつしか
「自分」についての事が
わからなくなっていた。


私は何がしたいの?
私は何が好きで何が嫌いなの?
私は…どんな風になりたいの??
………将来の夢は…????

わからない。解らない。
判らない。分からない。
ワカラナイ。

「…っ」
焦り。不安。
そのような感情が
涙となって溢れ出した。

黒い雲が私の心を覆った様に思われた。

私は…私は…っ
いったい…どうすれば…いいの…?
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