Last Letter~手紙がくれた想い~






「なんでお前…それを!?」

弘斗は目を丸くする。



「弘斗、分かりやすいし。

お前と3年もいたんだぞ??


バカにすんな。」

俺は横目で弘斗を見る。



「ったく、お前には負けるよ。


はぁ~……

弘斗にバレてるとは、予想外。」




「お前、失礼だな。」

俺は笑いながら弘斗を叩く。



「だって、鈍そうだから、大樹って」


そんな風に笑い合っていた。



そこへ



「木村!!!」

と、先生の声。


俺と弘斗は顔を見合わして、逃げる準備。


でも、次の言葉で俺の動きは止まった。



「お前の弟が病院に運ばれたぞ!!」





< 64 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop