死神喫茶店
「あたしのお父さん、夢羽の家の会社の社員なんだよね。

夢羽のお父さんと同年代だからすごく気にいられて仲良くしてて、お酒の席とかでそんな話を聞いたみたい」


なるほど。


それなら舞美にそう言った話が伝わってきてもおかしくない。


「そっか……」


あたしはぼんやりと瑠衣と夢羽の姿を思い出していた。


2人は絶対に結ばれることはない。


それは安堵と同時に、切なさを感じる事実だった……。
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