You donot have other than（貴方以外ない。）

二子誕生

式の間中、本当に温かくて、
楽しい時間だった。

良い結婚式で思い出となった。

それから、
陸は、佐々木総合病院を切り盛りし
海は、保育園に通い始めた。

もちろん、送迎は、お義父様がしている。
海のおじいちゃま好きは凄い。

私は、陸の病院で
小児科医をさせてもらっている。
でも、
メーカさんや他の先生方にまで
陸が、牽制するから
溺愛されてる、奥さまで
有名になってしまった。

私は、毎日
仕事が終わると
陸より先に帰り
夕飯の準備して
お義母様からおかずをお裾分けを
もらいながら、三人で美味しく頂いている。



あの結婚式から一年が過ぎ
海も、まもなく3歳になるとき
私は、二人目を出産した。

女の子で、蒼空（そら）と命名された。

海は、それは、それは、可愛がり
佐々木の両親もママも
由姫も、お人形さんみたい
と、言って騒いでいた。

陸は、海の時にできなかった事は、
全てしながら、海に謝っていたが、
海は、なんのことか
わからずに、陸の頭をよしよし
していた。

私は、産休と育休を貰い、
また復帰する予定だ。

母親だからわかる、子供の治療や
両親の辛さを考慮しながら
治療ができるから。

陸は、乃愛の思うように
やれば良いと言ってくれた。
お義父様もお義母様も
協力してくれるから助かる。

ママも現役は引退し
経営だけを
行うようになった。

由姫は、淳君と結婚して
まもなく、第一子が産まれる。

瑛斗は、まだ独身で
回りの女性達から
追われる日々を送っている。

色んな事があったが
私の全てが陸に繋がって
いたのかなぁ
と、思う。

今からも、陸と海、蒼空と
まだ見ぬ子と
幸せに暮らして行きたい。
いつまでも‥‥いつまでも‥‥。

　　　　　　　　　　　　　　　完