混ざらぬ色
『ぱっつぁん!!!早く、じぃさんとこ行って直してもらわねぇと!行くぞ!』


『あ、はい!!!』

ドタバタと騒がしく玄関をでて、荒々しくドアを閉めた


2人が居なくなるとポカーンとした空気になる


部屋に残っていた神楽、青年は少しの間玄関を眺めていた


『…元気のいい、人達ですね?』


まず、口を開いたのは青年だった


『五月蝿いだけネ。毎日毎日懲りず呆れたアルョ』

実際には、神楽も五月蝿い組の1人でもある

今回は、お客がいるということで静かなだけであった



『さぁ、中に入るヨロシ。茶くらいしか出せないけどナ』


『構いませんよ。お気に召さらずに』

そういって神楽に誘導されながら部屋へと入った



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