混ざらぬ色
銀時side____


俺らは置物を直しに小さな工場である"からくり堂"にやって来た


『おい、源外のじっさんー死んだのかー?』


『縁起の悪いこと言わないで下さい。
何処かに出かけているんじゃないですか?』


いつもなら、コツコツと懲りずにからくり造ってんだ

なのに、今日に限って居ないとは。
困ったもんだ


『日改めて訪ねるとすっかー。』


『ちょっと、銀さん!今日取りに来るんじゃなかったんですか』

『ああ、少しだけ待って貰えるよう頼むさ』


簡単なことだろ。それに今は家に神楽と青年が2人っきりでいるんだ。


その方が優先だ


『…青年なにしでかすか。
loveにはいかねぇだろうがな』


『銀さん…気にしていたんですか』


『いや、もしも暴れだしたら俺の家が持たねぇから。まだ、家賃も払ってないのに』
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