幻が視る固定未来
有希乃は無言でマシンのスイッチ、三球目の発射を停止させていた。オレに振り向くあたりでもう十分なのだろうか。
「思っていたよりも難しい」
「もう止めるのか」
有希乃は首を横に振った。そしてまたマシンで止めた三球目を発射させる。けどまた空振り。
止めるつもりはないか。というか逆にやる気を出したようにも見える。
なら、オレもやるか。
「そしたらオレも隣で打ってるから」
返事はコクンと首を振るだけ。なんかヘルメットが重そうだな。
そうしてオレも有希乃と同じ速度のバッターボックスに金属バットを持って立つ。
隣からはボールの放たれる音は聞こえるが爽快な金属バットの音は聞こえない。
どうやらバッティングは得意ではないらしいな。まぁオレも得意ではいが集中力は弓のおかげで鍛えられている。
だから……
「止まって見える!」
大きく振りかぶったバットは当然、爽快な音を立ててボールを吹っ飛ばす。コントロールを考えてないせいでただ真っすぐに飛んで行った。
次はちゃんとホームランを狙うか。
ホームランと書かれた小さな的を見てみるが、多分10球あれば一回は当てられるだろう。
そこでオレはやっと後ろ、つまりは隣のバッターボックスから視線を感じた。
「ど、どうした?」
「参考になった。ありがとう」
「へ? いやどういたしまして」
なんでお礼を言われたのか分からないが、多分今のオレのバッティングスタイルを参考にしたんだろう。て、そう言ってたよな。
「思っていたよりも難しい」
「もう止めるのか」
有希乃は首を横に振った。そしてまたマシンで止めた三球目を発射させる。けどまた空振り。
止めるつもりはないか。というか逆にやる気を出したようにも見える。
なら、オレもやるか。
「そしたらオレも隣で打ってるから」
返事はコクンと首を振るだけ。なんかヘルメットが重そうだな。
そうしてオレも有希乃と同じ速度のバッターボックスに金属バットを持って立つ。
隣からはボールの放たれる音は聞こえるが爽快な金属バットの音は聞こえない。
どうやらバッティングは得意ではないらしいな。まぁオレも得意ではいが集中力は弓のおかげで鍛えられている。
だから……
「止まって見える!」
大きく振りかぶったバットは当然、爽快な音を立ててボールを吹っ飛ばす。コントロールを考えてないせいでただ真っすぐに飛んで行った。
次はちゃんとホームランを狙うか。
ホームランと書かれた小さな的を見てみるが、多分10球あれば一回は当てられるだろう。
そこでオレはやっと後ろ、つまりは隣のバッターボックスから視線を感じた。
「ど、どうした?」
「参考になった。ありがとう」
「へ? いやどういたしまして」
なんでお礼を言われたのか分からないが、多分今のオレのバッティングスタイルを参考にしたんだろう。て、そう言ってたよな。