らしくないけど
「好きだ。高野でいいんじゃなくて、高野がいい。俺はお前じゃなきゃイヤだ」
ガサツで、女度低くて、多分プレゼントよりも酒持っていった方が喜ぶような女だけど、それでも俺は高野がいい。
高野が俺の知らないところで、ずっと俺を思っていてくれたのなら、俺はこれからその倍高野のことを幸せにしたい。
「俺の彼女になってくれませんか」
こんなに幸せそうに笑ってくれるなら、これからもずっとそばにいる。
「こんなあたしでいいなら、よろしくお願いします」
一度目は冗談の延長だと思われた。
今度はちゃんと、向き合って、手をつないで、照れたように俺を見る高野の唇に、優しく触れた。
花火の最中にしたときとは違って、高野も手をしっかり握り返してくれる。