恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
ビックリして思い切り息を吸いこんだ私の前に現れたのは、例の人物。
知美の想い人の日下部長だ。
ど、どうしてこんなところに部長が?
「ダメもとで来た甲斐があった。これを採用担当に渡してほしい」
そう言い、部長はポケットから何かを差し出す。
その大きな手のひらに乗っていたのは、小さなUSBメモリーだった。
「えっと……」
なにコレ?
「説明会の資料。うちで参加するはずだったやつが突然インフルエンザになって、俺が代打を務めることになったから。担当の人によろしく」
「えっ?」
そんなの、聞いてないんだけど。それくらい突然のことだったってことなのかな。
まあいいや。ちゃんと仕事をしてくれさえすれば、説明会のゲストなんか誰だって。
部長なら外見もいいし、ちゃんとこうして資料も持ってきてくれたし、きっと真面目な人なんだろう。
「わかりました。よろしくお願いします。私が説明会担当の白鳥です」