地味な私が恋したヒト
prologue
「俺、お前のこと好きなんだけど。付き合ってくんね?」
昼休み、よく日の当たる暖かいこの場所……中庭で、私、早坂ゆらのは告白された。
てか、これって……告白、だよね?
でも、私には疑問しかなくて。
だって、私に告白をしてきた彼……桜井和真くんは、学校イチモテる男の子だから。
容姿端麗、運動神経抜群な彼がモテない理由なんてなくて。
そんな彼が私のことを好き?
そんなの、絶対にありえない。
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