地味な私が恋したヒト


「好きなんだろ?だったら誘ってみろよ!これは俺のためでもあるし、早坂さんのためでもあるんだ」


なんか、うまく丸みこまれた気がすんですが……。


「でも……っ」


私が断ろうとしたけど、運悪く1時間目の開始のチャイムが鳴ってしまった。


「じゃ、そういうことだから!山本さんには俺が言っとくから。早坂さんも桜井とうまくやれよ!」


それだけ言うと、私を置いて行ってしまった。


なんだか、この数分でいろんなことがあったかなぁ。


あの調子だともう断れないし、舞香と佐々木くんを2人にするのも悪いし……。


私も行くしかないか……。


私はどうやって桜井くんを誘おうか考えながら教室までの道のりを歩いたのだった。



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