嫌い、のち好き、のち愛
「俺は無理だわ。一人に絞るとか、結婚不適合者だからさ」
「ああ、大智さん最低ですもんね」
「てめぇ」
大翔のこういうずけずけと物を言うところが俺は気に入ってる。
大翔と連れだって更衣室から出ると、事務の若いお姉さんたちとかち合う。
俺と大翔を見てみんな色めき立つ。
自分で言うのもなんだけど俺は容姿には恵まれてる。
背も日本人の平均身長よりずっと高いし、女に困ったこともない。
大翔を見て頬を赤らめてる子もいるけど、こいつが結婚するって言ったらどれくらいの子が泣くかな。
自覚ないけどこいつ、モテるからな。