眠れない女総長
杏歌-side-
『ありがとね。玲。』
玲「あのさ、、、光龍のこと信じてるのか?」
へっ?急にどうしたの?
『なんで、急に?』
玲「・・・俺さ、杏歌に救われてさ、すげー嬉しかった。こんな奴のために、、、」
俺は、中1の時そこまで、女嫌いじゃなかった。
でも、俺の周りの女は外見しか見てなかった。
そんな女には、うんざりしてた。
でも、あるとき普通に接してくれた女がいたんだ。
初めは信じられるわけなかった。
でも、構わずに話しかけてくれて、
そんな女、いや栞菜(カンナ)に惹かれていた。
あるとき、栞菜に「付き合って欲しい。」と言ってくれた。
俺は、もちろんOKだった。
でもな、あの放課後にすべてが崩れたんだ。
栞菜に、委員会があるから先に帰っててと言われた。
驚かせようと思って、自分の教室に待っていて
委員会が終わる頃に栞菜の教室に行ったんだ。
そこから、きこえたのは
「玲と付き合えて羨ましい~」
「ホントだよね~」
栞「でもさ~無口で何考えてるかよくわかんないんだよね~
外見だけで付き合ってるって感じだし~」
「うわ~栞菜ひど~いあははは!」