眠れない女総長


準備はやっ!

明日からって・・・・


『じゃあ、杏樹。倉庫いこ~』


杏樹「そうだな。」


『バイクで行く?』


杏樹「あぁ。」


私は、シャワー浴びてこよっかな。


シャワーを浴びてる時でも、ウィッグは
外さない。


外せるのは、倉庫だけ。


幹部のみんなは、金髪は、知ってるけど
目の色は知らない。


右と左で色が違うなんて、
気持ち悪いでしょ?


みんなに、ひいてほしくない。


すべてを知ってるのは、杏樹だけ。


そして、私も杏樹のすべてを知ってる。

双子でたった血のつながった一人の家族。



< 9 / 111 >

この作品をシェア

pagetop