お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
「もう!!藤丸さんってば!!」
「琴理ちゃん、大好き」
息が止まりそうになった。
胸の高鳴りを抑えることなんて出来そうになかった。
素直に嬉しいとさえ思ってしまった。
「もう何言っているんですか、酔っぱらいのくせに」
けれど、私の口をついて出たのは可愛げもない言葉でしかなかった。
その言葉の半分は本音だったんだろうけど、残りの半分は、ううん、それ以上は強がりだった。
「僕は本気だよ。って、まぁ、酔っぱらいの戯言にしておいて。」
返事すら出来なかった。
同棲初日は頑なに拒否が出来たのに、何故だか今は出来ないでいる。
私が返事に困っている間に私の頭の上からは藤丸さんの規則正しい寝息が聞こえてくるのだった。
「琴理ちゃん、大好き」
息が止まりそうになった。
胸の高鳴りを抑えることなんて出来そうになかった。
素直に嬉しいとさえ思ってしまった。
「もう何言っているんですか、酔っぱらいのくせに」
けれど、私の口をついて出たのは可愛げもない言葉でしかなかった。
その言葉の半分は本音だったんだろうけど、残りの半分は、ううん、それ以上は強がりだった。
「僕は本気だよ。って、まぁ、酔っぱらいの戯言にしておいて。」
返事すら出来なかった。
同棲初日は頑なに拒否が出来たのに、何故だか今は出来ないでいる。
私が返事に困っている間に私の頭の上からは藤丸さんの規則正しい寝息が聞こえてくるのだった。