お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
都心にオフィスを構える設計会社が、わざわざ都心から距離のあるエクステリアの小さな企業を買収するのは理由がある。
それは昔、自分がこの小さなエクステリアの会社の近くに住んでいたからというだけだ。
まぁ、小学校入学前までのことだから、土地勘もなければ記憶だってほとんどないに等しい。
鮮明に覚えているのは、幼稚舎時代での記憶の断片くらいだ。
それでも昔、あの子にあんなこと言われなかったら、今頃きっと、自分はエクステリアにも興味なんてなかったのだろう。
小さな頃の自分は、ただ単純に、あの子の夢を叶えて幸せにしてあげたいと思っていただけだった。