お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
◆◆

明日、出ていこうかな…

そう決めたのは、あの夜から2日が経った晴れた日のこと。



「でも、ゲームはもう終わり」

あの夜から、頭の中で藤丸さんの声で反芻されている。

自分の気持ちが自分でもよくわからない。


こんな気持ちのまま、藤丸さんと一緒にここに暮していてはいけない気がした。


現実に戻るだけ。
リストラされた後の毎日に戻るだけ。
また、就職活動して、実家で過ごす生活に戻るだけ。


自分を納得させるように、もう何度もそのフレーズを繰り返しているのに、気持ちは沈んでいく一方だった。

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