お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
翌朝、私はいつも通り藤丸さんの腕の中で起きた。

いつものように、コーヒーを淹れて朝食を作り、2人で向かい合って朝食をとる。

何事もなかったかのように笑顔で藤丸さんを送り出した。


これで、藤丸さんの顔を合わせるのは最後。

「いってらっしゃい」
「いってきます」

私の泣き顔じゃなくて、笑顔を覚えていてほしい。
そう思うと、涙が出そうになってきてしまう。

それを堪えて笑顔を作ると藤丸さんは一瞬首を傾げたけれど、秘書の工藤さんに急かされるようにして玄関を後にした。



さよなら、藤丸さん。

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