お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
◆◆
「……うう、ん。やめてってば…」
「琴理?」
もう聞きなれてしまった寝起きの擦れた声で、現実の世界に引き戻される。
「いつもの夢、見てました。」
いつも疲れていたり、ストレスが溜まっているとみてしまう夢。
幼稚舎時代、名前でからかわれてしまったことが鮮明に蘇ってくるから、後味が悪い。
それでも、今日はあの男の子が出てきてくれたから、ちょっと救いかな。
いつもはからかわれるシーンで終わってしまう夢も、ごく稀に突如現れた王子様のような男の子が助けてくれる続きが見ることが出来ると、後味の悪い悪夢も少しだけ緩和される気がする。
でも、あの男の子は誰なんだろう。
夢の中の私の願望? それとも…。
「……うう、ん。やめてってば…」
「琴理?」
もう聞きなれてしまった寝起きの擦れた声で、現実の世界に引き戻される。
「いつもの夢、見てました。」
いつも疲れていたり、ストレスが溜まっているとみてしまう夢。
幼稚舎時代、名前でからかわれてしまったことが鮮明に蘇ってくるから、後味が悪い。
それでも、今日はあの男の子が出てきてくれたから、ちょっと救いかな。
いつもはからかわれるシーンで終わってしまう夢も、ごく稀に突如現れた王子様のような男の子が助けてくれる続きが見ることが出来ると、後味の悪い悪夢も少しだけ緩和される気がする。
でも、あの男の子は誰なんだろう。
夢の中の私の願望? それとも…。