クールな王子の、甘い毒


どうにかして終わらせなければと、課題と教科書と睨めっこしていると、


「無事制服が届いて良かったよ。明日からよろしくな」

「こちらこそよろしくお願いします」


鎌田と、男の人の会話が廊下から聞こえてきた。

今の会話だと転校生、とか?


そんな疑問を浮かべながら廊下を見ていると、


「有原、課題は進んでるか?」


鎌田が鬼の形相をしながら、教室に入ってきた。

そして、その後に教室に入ってきた男子生徒とバチッと目が合った。


その瞳になぜか吸い込まれ、動けなくなった。

そんな私を他所に、鎌田が言葉を続けた。


「そういえば樫﨑(かしざき)、向こうの学校でトップの成績だったよな?あいつに物理教えてやってくれんか?これから職員会議なんだよ。よろしく頼む」


早く終わらせろよ〜と手をヒラヒラさせながら去っていった鎌田の言葉が遠くに聞こえ、私は目を見開きながら黒板の前に立っている男子生徒を見つめていた。


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