その男、猛獣につき

「それって、私がもっと実習頑張れば……、先生の気持ち1つで変わらないくらいの評価がもらえるように頑張れば、先生は悩む必要はないってことですよね?」

 

言いながら、なんだか雲の切れ間から光が差し込むように心が晴れていく気がする。

「それだけの問題じゃないんだけど…」

「私、残りの半分の実習、もっともっと死に物狂いで頑張ります‼」

 

先生が苦しそうに吐きだそうとする言葉を押し留めるように遮って喋り、私は先生に満面の笑みを浮かべた。

 

そんな私に、先生は口角を無理やりあげたように苦笑いを浮かべる。

 

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