桜色
ぁあ………
「お待たせ
あげる…」
「どーも」
プルタブを開けるとコーヒーの香りが広がった
「じゃあ続き…
私が漣家に帰ったとき
目の前に信じたくない光景が広がっていた」
-shunpei
火薬の匂いは収まっていた
鉄臭いのは相変わらずだ
扉を開けるのをためらった
「開けないの?」
「湊さ………」
「じゃあ私が開ける」
開かれた扉
あぁ……
「い くよ……
言葉をなくした
昨日まで……
賑やかだった漣家はそこには無かった
ものが散乱し
赤が散らばった室内