桜色







ぱふっ


「体冷えちゃったね」

ベッドに寝転がった私に布団をかけた彼
「いちお……」






手渡された体温計


















「37.2°c…
少しある
ついてるからゆっくり眠って…」


まぶたの上に大きく温かい手が乗る
「おやすみ…」









そんな優しい彼の声にそっと意識を手放した

-haruka



手紙を開いた


12.29

遥様






◯△のマンションにつき落ち着いた頃だと思います。
これから連絡が取れなくなりますが美麗を泣かさないでください。
泣いていたら慰めてあげてください。
落ち着いたら学校にも行って見てください。
玲二の部屋のクローゼットに制服はあります。
連絡はしてありますから安心してください。
食料は届くようになっています。
彼女やあなた様が熱が出た場合や体調がすぐれなくなった場合は病院に連れて行かないで下記の番号にかけてください。


090-◽︎×◽︎×-9452






登校以外の外出を避けてください。

漣 湊




詳しい内容は書かれていなかった
ただここで暮らして行く時の大切なこと
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