恋色風船
でも、しょうがない。

麻衣は、本日何度目かのつぶやきを漏らす。

林は想像以上だった。

そうして彼は、麻衣の人生で初の “家庭持ち” の男だ。

この場合、何度目のデートでそうなるべきか、麻衣もつかみかねている。


そうこうするうちにも、林の運転する車は、なめらかなコースを進んでいる。
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