恋色風船
車から降りることなく、京都の町をゆっくりと流す。
千年の京とて、冷房の効いた車の窓からながめるからよいのだ。
この暑さのなか、ヒールで石畳の道を歩くなんてまっぴらだ。
古都の街並は、目に珍しく美しく、鉄道会社のCMを思い出した。
「今夜はすっぽんにしようかと思って」
予約しているだろうに、林はそんな言いかたをする。
「麻衣ちゃんは、すっぽん食べたことある?」
「たぶん、和食屋さんで一度くらいは・・・
ちゃんとしたすっぽん料理をいただくのは、初めてです」
千年の京とて、冷房の効いた車の窓からながめるからよいのだ。
この暑さのなか、ヒールで石畳の道を歩くなんてまっぴらだ。
古都の街並は、目に珍しく美しく、鉄道会社のCMを思い出した。
「今夜はすっぽんにしようかと思って」
予約しているだろうに、林はそんな言いかたをする。
「麻衣ちゃんは、すっぽん食べたことある?」
「たぶん、和食屋さんで一度くらいは・・・
ちゃんとしたすっぽん料理をいただくのは、初めてです」