Office Love
「ん・・あっ・・・あっん・・・・///」
「まだやで、まだイッたらあかんよ。先にイッたら後でお仕置きな。」
「けど・・・もうっ・・っあ・・・・あんっ」
「そないに締め付けたらあかんよ、僕が持たへんわ。」



ほんまはもっとゆっくり大事にして愛したろう思てた。
そやけど、この子ほんまに計算してないんか?思う程小悪魔で、放っといたら、他の誰かに取られそうで。
この僕がこないに必死になってるんやて、ほんま笑けてくる。
けど、それくらい本気やねん。


「ええね、美咲ちゃん、僕でいっぱいにしたげる。僕から離れられへんようにしたげるわな。」
「い・・ちざ・・・き・・・さん・・・もう、だ・・・めッ」
「市埼さんて、ここ会社ちゃうし、今僕ら繋がってんねんで。なんで、そないな色気のない・・・」


打ちつけてた腰をピタリと止めて、彼女の顔を窺う。
切なげな瞳に濡れた睫毛が憂いを含んで僕を見つめる。
止めないで・・・・そない言うてるみたい。
けど、君の口から聞きたいねん。僕、意地悪やろ。


「市埼・・・さん・・・?」
「どないして欲しいん?このまま止めてしもてもええ?」


フルフルと首を横に振るだけで、その口は何も発せへん。
これはお仕置きやな。
ゆっくり腰を引いて、繋がってるとこを浅くしてけば、君も言わな仕方ないやろ?


「ええの?ほんまに止めるで。」


ここまで来て止められへんのは僕かて同じやけど、どないしても美咲ちゃんに言わしとうて。


「ゃめ・・ない・・でっ・・・好き・・・・ギ・・ン・・・・・」


あかんやん、それ反則。


一気に最奥に貫抜いて、思うがままに腰を打ちつける。
ほんま、君にはかなわんわ。


「僕以外にそないな事、言うたらあかんやで。」



【あなた以外に誰がいるの?】


僕の心は君と言う枷に掛かったわ。





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