光と闇

まさか!


「そうだ、シンがなぜかそれを持っていた。炎でお前の心は燃え尽きたはずだったのに。ペンダントがお前に力を与えた」


「・・・これを持っていたから出来たのね」


「そうだろう」


このペンダントがどのような力をもっているのかは知らない。

でも、私以外でも多少はその光のエネルギーを受け取れる。


だから・・・あの時シンに希望が見えたような気がしたんだ。


「それを失った時、シンの意識も同時に失われた!」


そんなこと・・・ないって思いたい!


「シン!目を覚まして!シン!」


「はっはっは!無駄だ。もうそいつの心はない。お前のことも覚えていない」


何・・・!?

私の頭の中で何かが弾けた。
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