訳あり少女
「倉庫行くぞ」



『じゃあばいば「お前も行くんだよ」はい?』




ばいばい、そう言おうとしたら嶺二に遮られた



「そーだよー!なーちゃんも行くんだよ!」





『私なんかが行っていいの?』




不安になりそう聞く




「〝なんか〟じゃねぇ。お前だから連れてくんだよ」



…くそぅ。嬉しいじゃんか




「あ!なーちゃん照れてるぅー。顔赤いよー?」




楝がニヤニヤしながら言ってきた



『るっさい!もぅ!』
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