続★俺だけの家政婦さん
そして8年ぶりに再会を果たしたが

その表情は、絶交を言い渡された時のままだった。


これはかなり手強い


そう思い、様子を見ていたが

栞里は警戒心むき出しの全くなつかない子犬のようだった。

俺もバカだから、優しく粘り強く接したらいいのに

ムキになって冷たい言葉を浴びせてしまう。

結局、接すれば接した分だけ離れてしまい、終わりだけが近づくのだった。

でも諦めきれない俺は

俺らしいやり方で栞里をもう一度振り向かせるため

ここに来た。

あの時の俺のきもち、振って後悔したこと、今でも好きなこと

俺の小説に俺の気持ちを全部ぶつけようと・・・

「今書いているのを読んで先生の好きな人が栞里さんだって確信しました。
ショックだったけど、これを読んでたら私の入る隙はないって思いました」

「・・・でも手強いんだろ?」

「ええ~一筋縄ではいかないですよ。だから頑張って言い作品書いてください」

小島がガッツポーズを見せる。

「そうだな」

俺はたちあがると小島に図書館や校舎の写真を撮るよう指示すると

図書館の窓に立ち、校庭を眺めた。
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