続★俺だけの家政婦さん
「よ~し。これで洗濯は終わり」
洗濯物を干し終えた私は風に揺れる洗濯物を満足げに眺めていた。
「俺、栞里のその姿が好きなんだよな~」
「え?」
振り向くと野末くんが縁側に座っていた。
「なんでこんな腰に手を当ててる姿がいいの?」
男の人の考えていることは謎が多い。
そう思いながら近づく。
「栞里のぷりぷりのお尻が眺められるからな~」
「ひど~い。またお尻なの?」
フグの様に頬を膨らますと野末くんは冗談だよとなだめる。
「いつも楽しそうに洗濯物を干す栞里を見るのが好きだったんだ。
だからあの本の表紙のモデルは栞里で、この先もずっとこの景色を
見ていたいって思ってた」
なんだかこんなに褒められると恥ずかしい。
「でも、家政婦やってた時はイライラすることもあって洗濯物を思いっきりばんばん
してストレス発散させてたけどね」
ジェスチャー交じりに答えた
「でもね、実はあの表紙実は秘密があるんだ」
「え?秘密?」
首を傾げると
「あの表紙の女の子は太陽に向かって両手を上げていたろ?それはこういうこと」
そう言って野末くんポケットから何かを取り出すと私の左手をとった
そして薬指に指輪をはめた
「え?こ…これって」
驚く私に野末くんは優しいまなざしを向けほほ笑む。
「あの女の子は太陽に向かって手をあげきらりと光る指輪を見てほほ笑んでんの」
私は表紙の女の子と同じように両手を広げ指輪をかざす。
キラキラひかるダイヤは太陽になんか負けないくらいまぶしく輝いていた。
「栞里」
「なに?」
「…俺、めちゃくちゃ幸せ」
「私もだよ」
「じゃあ…残りの人生をかけてもっともっと幸せになろうね」
「……はい」


