愛の矢
記憶。。。
あれっ?
ここはどこ?

あたしは会社の医務室で目覚めた。。。

「のりちゃん大丈夫?心配したよ!」


「?。。。」


「覚えてない?仕事中にたおれたのよ。」


「覚えてないです。もう平気です!」
だってアタシは、元気が取り柄だもん!

「とりあえず病院いってね。」 

「はい。。。」



病院で検査をしたけど異常なし!
しかし、なぜ倒れたのか倒れる前に何をしてたのか。記憶がなかった。
携帯を、見ると朝までびっしり、彼に電話している。。。

何があったの?
ラインを、しても電話をしても彼はでない。。。


病院のかえり、親友のさやかの所へよった。

「のりか!それ彼が原因じゃない?」

「何が?」

「倒れた原因よ!
 しかも、ずっと電話してもでないって
       何かあったんだよ絶対!」

「そうかなぁ明日ひさびさのデートなの              に。。。」

やだなぁ。。。

家に帰って彼にラインした。

「ずっと電話もでてくれないね。
ケンカしたのかな?
今日仕事中に倒れたの(T_T)
電話たくさんかけてたけど覚えてなくて。。。ごめんね。」

しばらくしてから、彼から返事がきた。

「ごめんね。あしたは必ず行くから!」
     
           それだけだった。



次の日。。。

朝から病院へ行き、記憶が曖昧だと話すと、相当なストレスやショックで、一時的に記憶が抜け落ちたりすると言われた。。。


「すごく可愛がってた愛犬が亡くなった?
そんな事なかったですか?」

「いいえ」
犬かってないし!


不思議に思いながら帰宅。

デートの、準備に取りかかる(≧∇≦)


彼が迎えにきてくれた、いつもと変わらない彼。

焼き肉を食べておしゃべりをして、いつも同じだ。。。


「ねぇ。何があったの?
     アタシなんかした?」

「のりかは何にも悪くないよ。」
 


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