部長の溺愛に困惑しています。
私はドアを目一杯引いて中に入り、リビングのテレビ前のソファーの方に目をやった。




「…………」


ボトっ


その瞬間…

手から仕事カバンが床にゆっくりと落ちる。








ソファーに座ってこっちを見ていたのが、


広瀬部長だったからだ。







「はじめまして。新しいルームメイトの広瀬と申します。どうぞよろしくお願いします」


営業スマイルのような笑顔で私に近づく部長を見て、明咲はキッチンで料理を作りながらクスクス笑う。




「会社で散々会ってるじゃないですか。それに部下なんだから敬語はいりませんよ」
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