部長の溺愛に困惑しています。
このやり取りはここ数日頻繁に行われていて、部長は仕事の小さなストレスを私にぶつけているように見えた。

私としてみればそれを鬱陶しいと思うところなのだが、どこか受け入れてしまっているのも事実。


これで彼のストレスが少しでも発散出来るなら…と、そんなことを思いそうになると全力で否定する。

それの繰り返しだ。







「持ってきました」


脚立を設置して固定すると、私は何段か足をかけて指定されたファイルを手に取る。






「この作業着ちょっと大きすぎじゃないか?」

「きゃっ…」
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