部長の溺愛に困惑しています。
「いや。このファイルを取りに来たに決まってるだろ」


私が取った分厚いファイルを手に持つと、部長は意味深な笑みを浮かべて微笑んだ。


腹立つな~

だったらさっきのキスはいらないじゃないの!






「そんな顔するなよ。おっちょこちょい」

「ひゃっ!」


部長は後ろから私をいやらしい手つきで抱きしめて触ると、すぐに離れて資料室から出て行った。



セクハラの粋を超えてない?

もうついていけないよ…


ため息をつきながらどっと疲れた体を引きずり、脚立を畳んで元の場所に片付ける。







カタ…


すると後ろの方で物音がして瞬時に振り返る。その一瞬で何だか嫌な予感がした。
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