部長の溺愛に困惑しています。
「あのぉ…ちょっと聞いてもいいですか?」

「いいけど手短にしろ」

「は、はい!」


イライラしたように返す部長に私は疑問ばかりの状況について行けず…

少々怖い気持ちもあるが思い切って聞いてみる事にした。





「私雑用係の事…何にも聞いてないんですけど……私はあちらで仕事は出来ないんですか?」


日当たりのいい営業部のオフィスを指さすと、部長が一瞬鼻で笑った声が聞こえたのうな気がした。





「当たり前だろ。あっちはうちの営業部で皆優秀だ…お前のような奴が入れる所じゃない」


ゴンと大きな石に当たったようなダメージを受ける私…


そりゃあこんな大手に入社出来るなんてかなり不思議だったけどさ…

「お前のような」って酷すぎない?




この人さっきまで私と会話してた人?

私に紅茶を買ってくれた時とは違って、今は何だか怖いし冷たく感じるな…


これが本性だったのか。

危ない危ない。騙されるところだった…


やっぱり顔がいい奴は性格も歪んでるっていうけど本当なのね。





「ロッカーに着替えが入ってるから、済んだらまた声をかけてくれ」

「はい…」
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