部長の溺愛に困惑しています。
けれどやりがいを感じた事は一度もなかった…


この会社でもまたそうなるのかと思うと…

仕事があって有難いと思う半目本当に憂鬱になって来るし、

改めてちゃんと調べて考えてから決めれば良かったと後悔する。





「コーヒーのドリップやお茶っ葉は下の棚にある。ストックが無くなった場合は倉庫に取りに行く事。今案内するよ」

「お願いします」


ストックの場所を教えてくれた部長は、コ ーヒーメーカーが置かれている棚の扉をパタンと閉める。





「広瀬部長」


オフィスを出て行こうとした時、後ろから私と部長の間に割り込むように女性社員が入って来た。



立ち止まって女性の顔をよく見ると、

モデルのように綺麗な人で大人っぽい雰囲気と、出来る女という感じのオーラが漂っている…



彼女は歳は私の少し上くらいでサラサラの長くて綺麗なブラウンの髪に、

小顔で身長が高くスタイルも抜群。

無駄のない完璧なメイクと、黒のピシッとしたタイトスーツを着ていた。




「何だ森崎(もりさき)」

「何だじゃないです。いつまで新人のサクラなんかの相手をしてるんですか?部長は早く仕事に戻って下さい」


振り返る部長に、はっきりとした口調をぶつけるその女性社員。

一瞬で彼女を恐怖に感じた。




名前は森崎さんか…

今の一言二言を聞いて、気が強い人なんだろうなと何となくわかった気がする。


それに「新人のサクラなんかと…」って言ったよね…

さり気なく傷ついたなぁ…
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