⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
この日を境に___

板倉愛美は『本物の相手』を異性に見出だすことにパタリと見切りをつける。

そして。

持ち前の根性と厚顔無恥、思い込みの激しさで、庶務3課の大改革を皮切りに、数々のプロジェクトで功績を上げるワーカーホリック気味のキャリアウーマンに成り変わる。

終(つい)には世の時勢にも乗って、女性初の役員に抜擢されて、後の大神代表の片腕となってゆく。
若き日に、彼に抱いた仄かな恋心を、永久に胸に秘めたままにーー


けれどそれは、ずっとずっと後の話。
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