小野くんは甘い人
3
私は、小野くんに後ろめたいのでクッキーを食べていた。


小野くんのグラスは、少しずつ減っていた。


顔がほのかに赤に染まっていて茶色い潤んだ目で私を求めるような目を向けていた。


「遥のことすごく大好きだ。 いつも恥ずかしくて俺は言えないが」


「ふぇ」


そんなこと本当に言ってくれるなんて思ってなくて何も言葉がでない。
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