不完全少女の毎日
「レーモーン??」
「アンタが悪い!」
檸檬はきゅうりをボリボリ噛み砕きながら苺を睨み付けた。
「ウオオオオ!!!」
私はカバンの中から携帯サイズの斧を取り出した
「お、落ち着けえ!!」
「告白してフラレたらアンタのせいなんだからああああ!!!!」
「ヤンデレ子に殺されるー!!」
こーいうのはヤンデレって言わないのよ…
ヤンデレはねえ…純粋な女の子よ…
つまり私!!!!
「矛盾じゃないのよお!」
「お黙り!小娘が!」
「おいコラッ!包!何振り回してるんだ!」
「マアアアアックス!!!」
ハゲオヤジMaxに蹴りを入れ、私は必死に檸檬を追いかけた。
「本当…アイツは高校に行けるんだろうか」
ハゲオヤジMaxが蹴られた靴跡を払いながら心配してくれたことを苺は知らない。