Tender Liar
『あ、もしもし、ユズ?・・・今日は、ごめんな。
ほんまは、もっと話したいことあってんけど。
だから明日、もっかい会われへんかな。
明日の昼、十二時ちょうどに、あの公園で待ってるから。
まあ、ユズが嫌なんやったら、無理に来いとは言わへんけど。
とりあえず、そういうことやから。
明日の正午、あの公園な。』
ほんなら、またな。
融は最後にそう言って、電話を切っていた。
明日の正午、あの公園――学校帰りに、いつも立ち寄っていた、あの公園。
嫌なわけない。
断る理由が、行かない理由が、私には何もない。